企業概要

Company Profile

株式会社 MedicalCirculator

所在地 〒979-1308 福島県双葉郡大熊町下野上字清水230

設立   2024年6月

法人番号 2380001034610    

事業内容 医療ヘルスケアにおける出版/メディア事業
     デジタルエンジニアリング
     上記に関連する事業開発

E-mail info@medicalcirculator.com

URL   http://www.medicalcirculator.com/

SNS   Xyoutube, note

OUR TEAM

高山能成
Yoshishige Takayama

代表取締役・エンジニアリング事業部

「流れ」を可視化するCFDエンジニアと設計開発者の「ひとり二役」

一般社団法人日本機械学会認定 計算力学技術者熱流体力学分野1級を所有。流体シミュレーション(CFD)の経験11年、筑波大学大学院卒(工学修士)。

修士では教授推薦で産業技術総合研究所、就職後は株式会社デンソーを経て、シーメンス株式会社→起業。

流体シミュレーション技術と設計経験を活かし、メーカーとの製品開発で様々な成果を挙げる(シーメンスでは生体医療分野などで社内賞を3回受賞)。

2022年から医師と協働し、米国最高峰の心臓血管外科姉妹誌に複数論文掲載。

香西杏子
Kyoko Kozai

取締役・出版メディア事業部

医療の編集者20年。「深くみる」マーケティングで医療を支える人を支える企画を担当

2004年早稲田大学第一文学部卒。在学中より医療ヘルスケア領域の企画編集に携わる。

年間100人以上の医療者と取材はじめとする接点を持ちながら、各専門領域の医師向け書籍、国内シェア90%超の国家試験対策書、薬学専門のミックスメディア創刊・編集長など経験。

近年はメディア起点の医療課題の解決に向けた事業開発として、地域創生・医師のキャリアパス形成の取り組みや、国内外の大手製薬企業のプロマネ・コンサルなどに携わる。

2022 経産省主催 福島復興★グランプリテクノロジー部門グランプリ受賞
2024 MedTech、デジヘルなどへの貢献を表彰する世界的アワード「Made with Patients Awards」ファイナリスト・特別賞受賞

創業への想い|エンジリアリング事業

流体シミュレーション(CFD)を11年間実施してきました。

最初に血流の解析に出会ったのは2018年。

未破裂脳動脈瘤へのCFD適応事例の講演を拝聴し、自分の技術が「ひとの命を救える可能性がある」ことに気づき衝撃を受けました。

その日のうちに未破裂脳動脈瘤の本を購入し、自分の技術は生体の広範囲で役に立てるかもしれないと思ったことを今でも覚えています。

その想いが心臓血管外科医との出会いに結びつき、学会発表と複数の論文掲載に至ります。

医工連携は始まったばかりで、様々な学会に足を運ぶと、工学と医学の当たり前が違うことに気付かされます。

生体内の血流の解析は工業製品のように決して簡単に条件を定義できるものではなく、血管の動きを再現しながら計算することは非常に難しいです。

人間を含む生体の血液循環は多数の複雑な要因に支配されており、流体解析で全ての現象を解くのは不可能です。

血管は膨らんだり縮んだりしますし、血管壁の硬化によって物性は個々で変わりますし、場合によってはレオロジー(粘弾性)も考慮しないといけません。

では、流体シミュレーションは、誰かの命を救う可能性があるツールとして全く役に立たないのか?

その問いには”No”と答えます。

今ある技術で何ができるか?ということを考えつつ、色々な医師とディスカッションを進めていくと、

「できそうなこと、意外に多いのでは」と思えるようになりました。

私は2年前に1歳の次男が、放置すれば4人に1人心臓の血管が致命的に病変する「川崎病」を発症しました。

幸いにも初期治療が奏効し、医療の積み重ねを感じるとともに医療をより身近に感じ、子どもの命を救う手助けをしたいと考えるようになりました。

今自分が持っている技術で、貢献できることはたくさんあると確信しています。

私の技術が医療に活用され、少しでも患者さんのQOLを向上させることができれば、これ以上嬉しいことはありません。

情熱に突き動かされて、私は今ここにいます。

医療は私にとって新しい挑戦ですが、少しでも役に立てるように頑張っていきたいと思います。

高山能成

創業への想い|出版メディア事業